ネジバナの育て方とふやし方 またその花言葉とは? [植物]
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ネジバナの育て方とふやし方、
またその花言葉をご紹介いたします。
ネジバナ(捩花)とは
ラン科・ネジバナ属の小型の多年草になります。
学名・・Spiranthes sinensis
別名・・モジズリ(綟摺)
(モジズリは織物の一種、忍捩摺(しのぶもじずり)に
由来しているといわれています)
原産地 ・・日本
(沖縄、および東南アジア、オーストラリアに広く分布)
草丈・樹高・・15~40cm
開花期 ・・4月~8月
花色・・ピンク、白
耐寒性・・強い
耐暑性 ・・強い
ネジバナの根茎は短く、多肉根で数本束生しています。
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つけます。
花の色は通常はピンクです。
花は小さくて、5弁がピンク、唇弁が白になります。
細長い花茎の周りに多数のピンクの花が、
螺旋階段のように並ぶのが特徴です。
ねじれるように咲く様子からネジバナの名前がつきました。
ねじれには、右巻きと左巻きの両方があります。
中には花序がねじれない個体や、
途中でねじれが変わる個体もあるようです。
また、ピンクではなく、白や緑色の個体も見られます。
ネジバナには冬葉と夏葉があります。
季節によってその株姿が変わります。
・冬葉
短くて丸っこい形。
地面にへばりつくように放射状に広がる。
一株で3~5枚の葉を出す。
・夏葉
(春に暖かくなると冬葉の中心から出てくる)
細長く大きい形。
5~6枚の葉を出す。
ちなみに、夏葉の中心から花茎が出て開花すると
冬葉は枯れてしまいます。
そして、秋になると夏葉の脇からまた、冬葉が出てきます。
冬には今度は、夏葉が枯れて冬葉へと代わります。
常緑性ですので、地上部が枯れてなくなることはないんですね。
~ネジバナの育て方~
<置き場所・日当たり>
一年を通して、日当たりと水はけのよい場所を
好みます。
また、半日陰でも花を咲かせますが、
花つきが悪くなる場合があります。
鉢植えの場合、底が浅めで幅広の鉢に植えることを
おすすめします。
水はけと通気性を確保できますよ。
冬の軽い凍結程度なら、枯れることはありません。
しかし、霜で根が浮き上がることがありますので、
冬は霜の当たらない場所で管理しましょう。
<水やり>
雨が降らないかぎり、用土の表面が乾いてきたら
たっぷりと水を与えましょう。
ネジバナは適度に湿り気のある環境を好みます。
水切れさせると枯れてしまうことがあります。
冬も同様、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
土を乾燥させすぎて、水切れさせてしまわないように
気を付けましょう。
夏は用土が乾きやすいです。
土の様子をみて、朝、夕、二回水やりをしてもよいでしょう。
鉢植えの場合は、受け皿に水をためてその上に鉢を置くか、
乾燥防止で二重鉢にする必要があります。
ネジバナ栽培のポイントは水切れさせないことです!
<肥料>
肥料は与えなくても大丈夫ですが、
生育を見て、花後に液体肥料を与えてもよいでしょう。
肥料を与えると大きくなりすぎるので、
コンパクトに育てたい場合は気をつけてください。
<用土>
水はけと通気性の良い土が適しています。
水ゴケ単用でも育てることができます。
用土は赤玉土と山砂を混ぜたもの、
また、市販の山野草の培養土で問題なく育ちます。
<植え替え・植え付け>
1年おきに植え替えます。春か秋に行いましょう。
ネジバナの根が乾燥しないように作業は手早く行います。
また、太い根を傷めないように注意してください。
鉢植えの場合は、やや詰め気味に、たくさん植えると
開花時に見応えがあります。
群生させる場合は、高さの低い浅鉢を使うとよいでしょう。
鉢底には水はけをよくするために軽石などを敷きましょう。
盆栽づくりなら、3~5年に1回でよいです。
表土にコケが密生してくる場合は、そのコケを削ってください。
そして、新しい土に入れ替えましょう。
<ふやし方>
株分け、タネまきで増やすことができます。
・株分け
適期は春の3月もしくは秋の9月になります。
株に1~3本の茎で一株になるように分けます。
(無理に分けなくても、手で軽く引っ張ると分けられると思います)
・タネまき
花の咲き終わった後にできるタネをまいて育てます。
7月~8月の花が終わった頃、大きくふくらんで
さやが黄色くなってきたら花茎ごと切り取ります。
この中にタネがあります。
(開花後1ヶ月以内でタネが熟して飛びますので
それまでに採取してください)
紙袋に花茎ごと入れてタネを集めます。
翌日か、翌々日にはタネがとれているので、
すぐに親株の株元にまくか、湿地性のランを植えている鉢にまきます。
ランのタネは発芽するための栄養を持っていません。
ラン菌(カビやきのこ類)の菌糸を取り込んで養分にします。
ランを育てるには、ラン菌が必要になるので、
親株の周辺にタネをまくんですね。
半年ぐらいしたら、目に見える大きさに育ちます。
その後、2~3年目には開花します。
<病気・害虫>
・病気
ウイルス病
葉が異常にゆがんだり、不規則なまだら模様が入ります。
感染すると衰えて枯れてきます。
治りませんので株は処分してください。
・害虫
アブラムシ、ナメクジ、カタツムリ、
アブラムシが発生するとウイルス病に繋がりますので、
直ちに駆除しましょう。
ナメクジ、カタツムリに新芽を食害されてしまうことがあります。
見つけたら捕殺してください。
<ネジバナの花言葉>
思慕
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ネジバナの育て方とふやし方、
またその花言葉をご紹介いたします。
ネジバナ(捩花)とは
ラン科・ネジバナ属の小型の多年草になります。
学名・・Spiranthes sinensis
別名・・モジズリ(綟摺)
(モジズリは織物の一種、忍捩摺(しのぶもじずり)に
由来しているといわれています)
原産地 ・・日本
(沖縄、および東南アジア、オーストラリアに広く分布)
草丈・樹高・・15~40cm
開花期 ・・4月~8月
花色・・ピンク、白
耐寒性・・強い
耐暑性 ・・強い
ネジバナの根茎は短く、多肉根で数本束生しています。
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つけます。
花の色は通常はピンクです。
花は小さくて、5弁がピンク、唇弁が白になります。
細長い花茎の周りに多数のピンクの花が、
螺旋階段のように並ぶのが特徴です。
ねじれるように咲く様子からネジバナの名前がつきました。
ねじれには、右巻きと左巻きの両方があります。
中には花序がねじれない個体や、
途中でねじれが変わる個体もあるようです。
また、ピンクではなく、白や緑色の個体も見られます。
ネジバナには冬葉と夏葉があります。
季節によってその株姿が変わります。
・冬葉
短くて丸っこい形。
地面にへばりつくように放射状に広がる。
一株で3~5枚の葉を出す。
・夏葉
(春に暖かくなると冬葉の中心から出てくる)
細長く大きい形。
5~6枚の葉を出す。
ちなみに、夏葉の中心から花茎が出て開花すると
冬葉は枯れてしまいます。
そして、秋になると夏葉の脇からまた、冬葉が出てきます。
冬には今度は、夏葉が枯れて冬葉へと代わります。
常緑性ですので、地上部が枯れてなくなることはないんですね。
~ネジバナの育て方~
<置き場所・日当たり>
一年を通して、日当たりと水はけのよい場所を
好みます。
また、半日陰でも花を咲かせますが、
花つきが悪くなる場合があります。
鉢植えの場合、底が浅めで幅広の鉢に植えることを
おすすめします。
水はけと通気性を確保できますよ。
冬の軽い凍結程度なら、枯れることはありません。
しかし、霜で根が浮き上がることがありますので、
冬は霜の当たらない場所で管理しましょう。
<水やり>
雨が降らないかぎり、用土の表面が乾いてきたら
たっぷりと水を与えましょう。
ネジバナは適度に湿り気のある環境を好みます。
水切れさせると枯れてしまうことがあります。
冬も同様、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
土を乾燥させすぎて、水切れさせてしまわないように
気を付けましょう。
夏は用土が乾きやすいです。
土の様子をみて、朝、夕、二回水やりをしてもよいでしょう。
鉢植えの場合は、受け皿に水をためてその上に鉢を置くか、
乾燥防止で二重鉢にする必要があります。
ネジバナ栽培のポイントは水切れさせないことです!
<肥料>
肥料は与えなくても大丈夫ですが、
生育を見て、花後に液体肥料を与えてもよいでしょう。
肥料を与えると大きくなりすぎるので、
コンパクトに育てたい場合は気をつけてください。
<用土>
水はけと通気性の良い土が適しています。
水ゴケ単用でも育てることができます。
用土は赤玉土と山砂を混ぜたもの、
また、市販の山野草の培養土で問題なく育ちます。
<植え替え・植え付け>
1年おきに植え替えます。春か秋に行いましょう。
ネジバナの根が乾燥しないように作業は手早く行います。
また、太い根を傷めないように注意してください。
鉢植えの場合は、やや詰め気味に、たくさん植えると
開花時に見応えがあります。
群生させる場合は、高さの低い浅鉢を使うとよいでしょう。
鉢底には水はけをよくするために軽石などを敷きましょう。
盆栽づくりなら、3~5年に1回でよいです。
表土にコケが密生してくる場合は、そのコケを削ってください。
そして、新しい土に入れ替えましょう。
<ふやし方>
株分け、タネまきで増やすことができます。
・株分け
適期は春の3月もしくは秋の9月になります。
株に1~3本の茎で一株になるように分けます。
(無理に分けなくても、手で軽く引っ張ると分けられると思います)
・タネまき
花の咲き終わった後にできるタネをまいて育てます。
7月~8月の花が終わった頃、大きくふくらんで
さやが黄色くなってきたら花茎ごと切り取ります。
この中にタネがあります。
(開花後1ヶ月以内でタネが熟して飛びますので
それまでに採取してください)
紙袋に花茎ごと入れてタネを集めます。
翌日か、翌々日にはタネがとれているので、
すぐに親株の株元にまくか、湿地性のランを植えている鉢にまきます。
ランのタネは発芽するための栄養を持っていません。
ラン菌(カビやきのこ類)の菌糸を取り込んで養分にします。
ランを育てるには、ラン菌が必要になるので、
親株の周辺にタネをまくんですね。
半年ぐらいしたら、目に見える大きさに育ちます。
その後、2~3年目には開花します。
<病気・害虫>
・病気
ウイルス病
葉が異常にゆがんだり、不規則なまだら模様が入ります。
感染すると衰えて枯れてきます。
治りませんので株は処分してください。
・害虫
アブラムシ、ナメクジ、カタツムリ、
アブラムシが発生するとウイルス病に繋がりますので、
直ちに駆除しましょう。
ナメクジ、カタツムリに新芽を食害されてしまうことがあります。
見つけたら捕殺してください。
<ネジバナの花言葉>
思慕
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2013-06-25 17:38
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