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カモミールの育て方とカモミールティーの作り方 [植物]

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カモミールというハーブティーにも
使われる植物をご存知でしょうか。

カモミールの育て方
カモミールティーの作り方
ご紹介いたします。

kamomiru.jpg

カモミールとは、

キク科の一種の耐寒性一年草。
りんごのような香りのするハーブです。

学名・・Matricaria recutita
和名・・カミツレ
英名・・German chamomile
別名・・カミツレ、ジャーマンカモミール

原産地・・ヨーロッパ
草丈・・30cm-90cm
主な開花期・・ジャーマン種 3月~5月
          ローマン種 6月~7月
収穫時期・・4月~7月

カモミールは白い小菊のような花をつけます。
とてもかわいらしいハーブです。

ハーブとして親しまれている
カモミールには、大きく分けて
ジャーマンカモミール(ジャーマン種)
ローマンカモミール(ローマン種)2種があります。

花や葉の姿、性質はどちらも似ています。
しかし、分類上は別の植物になります。

カモミールはマトリカリア属、
ローマン種はアンテミス属に分類されるんです。

二つの見分け方として、
花を縦半分に切り、中心に空洞がある方がジャーマン種
空洞がない方がローマン種になります。


・ジャーマン種

寒さに強く、丈夫で育てやすい一年草です。
このカモミールは「大地のリンゴ」
呼ばれているハーブです。

庭で栽培されていたり、ハーブティーとして
利用されるのはこのジャーマンカモミールが多いようです。

ハーブティーはとても飲みやすく「大地のリンゴ」と呼ばれる通り、
甘いリンゴのような香りがするのが特徴です。


・ローマン種

「香りの芝生」と言われるくらいの花を
毎年咲かせる多年草です。

ジャーマンカモミールと同様に、花を染色、
ハーブとして入浴剤等に用います。

全草に香りがあり、花から淹れたハーブティーには
苦みがあり、ジャーマンカモミールに比べると飲みにくいです。

この種は、神経を鎮める作用「カマズレン」
ジャーマン種より多く含まれています。
不眠やストレス解消に効果があるようです。



それでは、カモミールの育て方
下記になります。


<日当たり・置き場所> 

日当たりと、水はけ、風通しのよい場所を好み、
土質は選ばず丈夫に育ちます。

暑さに弱いので、夏は直射日光の
あまり当たらない場所がよいでしょう。
寒さには比較的強いです。
育て始めは霜や凍結に気をつけましょう。

<用土>

水はけがよく、なおかつ保水性のある用土が適します。
地植えする場合、酸性に傾いた土はあらかじめ
苦土石灰(アルカリ分が多い)と腐葉土
混ぜ込んでおきましょう。

<種まき>

鉢底石を敷き詰めた鉢や育苗ポットに土を入れ、
表面を軽くならします。
鉢底から水が流れ出るまで水をかけます。

カモミールの種はとても小さいです。
重さならないようにばらまきます。

薄く土をかけ、上から軽く押さえます。
水を与える時は、種が水で流れないように
気をつけましょう。

・秋・・9月下旬~10月
・春・・3月下旬~4月

秋まきの場合は、冬に大株になると
霜や雪で枯れてしまうことがあります。
あまり早く蒔かない方がいいようです。
秋まきは開花までに株が大きく育ち
花数が多くなります

春まきの場合は、夏の暑さや蒸れに弱い為、
直射日光を避け、乾燥を防いであげましょう。

<間引き>

芽が出そろってきたら間引きをします。
生長の悪いものを間引きし、
元気そうなものを残します。

2回目の間引きは、株が4cmくらいになったら行います。
本葉が5~6枚になったら苗の完成です。
植えたい場所に移動します。

<水やり・肥料>

土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
カモミールは乾燥し過ぎるのを嫌いますので、
夏は水切れに注意しましょう。

水はけがよいことは大切ですが、
やや湿り気味がいいでしょう。
乾かしすぎにせず、適湿を保ってください。

植え付ける際にゆっくり効く、
肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。
ジャーマン種はそれで十分です。

ローマン種は真夏以外は、2週間に1回、液肥を施すか、
月に1回、株元に置き肥を施すなどします。
チッソ分の多い肥料を与えると、葉ばかりが茂って
花付きが悪くなることがあるのでチッソ成分の低いもの
選びましょう。

<植え替え・植え付け>

植え付を行う時は間隔を30cmぐらい離します。
1株でもかなりの大株になりますよ。

・ジャーマン種
一年草ですので、花後に枯れてしまいます。
一度植え付けたら植え替えの必要はありません。

・ローマン種
数年すると株が老化し、花つきや
生長が悪くなりますので、
株分けをして植え替えましょう。

<ふやし方>

株分け、挿し木で簡単に増やすことができます。

春か秋のお彼岸頃に行います。
株を掘り上げて根をほぐします。
そして、株を切り分けて植え替えてください。
株を抜いて、根っこがついているなら
ほぼ大丈夫だと思います。

ジャーマンカモミール
一度植えると、こぼれ種で増えていきます。
開花後の花を全て摘み取らないようにしましょう。
花を全て摘み取ると種が取れません。
翌年のために少し残しておきましょう。

ローマンカモミール
挿し木で増やすことができます。
枝を固定しておくだけで根がつきます。

<切り戻し>

茂ったところの枝を切り取り、
風通しをよくしましょう。

<収穫>

花が咲いたら花の部分を摘み取って収穫します。

<病害虫>

新芽やつぼみにアブラムシが付きやすいです。
発生が少ないうちに駆除しましょう。


以下は簡単なカモミールティーの作り方です。

使用するものはドライでもフレッシュでもどちらでも構いません。

ティーポットにカモミールをティースプーン2杯(10g)程度入れます。
そこに熱湯300ccを注ぎます。
蒸らし時間3分で出来上がり。

牛乳や蜂蜜を入れるのもおすすめです。

カモミールミルクティーの作り方

ティーポットにカモミールを
ティースプーン山盛り1杯(5g)を入れます。
そこに、熱湯100ccを入れて3~5分蒸らします。

鍋でミルク80ccを沸かします。
カップにカモミールティーを注ぎ、
ミルクを加えて出来上がり。
お好みで蜂蜜を入れても美味しいです。

飲む時の注意点があります。

キク科アレルギーの方
妊娠中の方飲用しないで下さい
また、ハーブティーは1日2~3杯までが適量です。

カモミールには、

・生活習慣病
・アレルギー
・風邪の初期症状
・月経痛の緩和
・神経を鎮めリラックス作用
安眠
・疲労回復
・粘膜の炎症を鎮める
・歯肉炎・口臭予防

効果があるといわれています。

また、カモミールティーがガン予防に役立つ
ということがわかってきました。

カモミールに含まれている
「アビゲニン」抗酸化作用があるためです。

カモミールティーに含まれるアピゲニンには、
乳がん細胞の生存を遮断し、
体内に広がるのを防ぐ作用
があるそうです。



アビゲニンを含むカモミールティー
女性の味方の飲み物のようですね。




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