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カテゴリー:魚

秋鮭とは その特徴と秋鮭を使った簡単・美味しいレシピ!  [魚]

秋鮭とはどんな特徴があるのか、秋鮭を使ったレシピをご紹介いたします。

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鮭の種類・・白鮭(シロザケ)
学名・・Oncorhynchus keta
英名・・Chum salmon
     Dog salmon
     Salmon
別名・・サケ、シャケ、アキアジ(秋味)アキザケ(秋鮭)


日本で知られてい鮭の種類には「紅鮭」白鮭があります。
日本で「鮭」という場合、たいていは白鮭のことを指します。

紅鮭は高級な鮭、白鮭は我々がよく口にする庶民的な鮭と覚えてください。

鮭は秋の終わりに川で誕生(卵・7~8mm)します。
そして稚魚(体長10cm前後)は海に下り、産卵までの数年間、
北の海で成長(成魚・体長40~80cm)します。

産卵期の秋になると再び生まれた川を上ります。
鮭はこの様に一生を終える回遊魚なんですね。

ちなみに、再び生まれた川に戻るのはおよそ四年後、
戻ってくる鮭は全体の3%にも満たないそうです。


鮭は居場所や漁獲時期によって呼び名が変わります。
例えば産卵シーズンの9~11月に、川に上るために東北・北海道沿岸に
寄ってきたものを「秋味(アキアジ)」と呼び、5~7月頃
獲れるものを季節外れという意味で「時鮭(トキシラズ・時知らず)」と呼んでいます。

鮭の種類としてはいずれも「白鮭」と呼ばれるものになります。
(その他の白鮭・・めぢかや鮭児など)
ちなみに、他の鮭(紅鮭・銀鮭)は日本の川には上らないそうですよ。


時鮭・・産卵期に達していない若い白鮭
     卵巣や精巣が未成熟で身に栄養分と脂肪分が多い。
     脂がよくのって美味

秋味・・9~11月に味わえる、まさに秋を代表する味覚です。
     時鮭と比べると卵巣、精巣が成熟している。
     身の栄養分や脂肪分が少なくあっさりとした味わい。

紅鮭・・身の色が他の鮭よりも紅色をしている。
     産卵時期になると体表が赤くなる。
     適度な脂の乗りと深いうまみがある。

ちなみに、秋鮭のメスは卵(筋子)をたくさん抱えており、
筋子やいくらも同じく旬の時期になります。


<鮭の主な栄養とその効能>

昔から鮭は捨てる所がないと言われる魚です。
低カロリー、低脂肪の食材ですが栄養は豊富なようです。

~たんぱく質~
鮭のたんぱく質は、消化・吸収によい

~アスタキサンチン~
非常に強力な抗酸化作用がある
(ちなみにアスタキサンチンは鮭の赤色の色素です)

~主なビタミン類~

・ビタミンB1
疲労感や倦怠感、食欲不振を和らげる

・ビタミンB2
血圧やコレステロールの値を下げる働きがある
胃腸を温め、消化器系を丈夫にする
特に皮に多く含まれる

・ビタミンD
カルシウムの吸収を促進する
骨粗鬆症を予防
筋肉の機能を維持する働きがある

・ビタミンA

粘膜や皮膚の健康を守る

~不飽和脂肪酸~

・EPA(エイコサペンタエン酸)
血管を広げて血液の流れを良くする働きがある
動脈硬化や血栓予防、ガンの予防に効果がある

・DHA(ドコサヘキサエン酸)
脳の活性化によい
アトピー性皮膚炎の治療
老人性痴呆症の予防にも効果がある


このように栄養豊富な鮭ですが、残念ながら国産の生鮭は
刺身にして食べることができません


鮭には寄生虫サナダムシや、アニサキス)が多く潜んでいるからです。
必ず完全な冷凍処理を行い、寄生虫を死滅させてから解凍したものでないと
食べることはできないそうです。

他、日本ではノルウェー産のサーモンがよく食されます。
このサーモンは衛生管理の行き届いた、
無菌状態の生簀で完全養殖したものだそうで、
滅菌処理をした水環境の中で育った鮭だから生で食べられるんですね。

お寿司屋さんなどで食べられている鮭は、これらの鮭を使っているんです。
鮭を刺身で食べたい時は、必ず「生食用」と書かれているものを購入しましょう。


<鮭の切り身を購入するときのポイント>

・肉がしまって弾力があるもの
・皮の色がきれいなもの
身が崩れていないもの
・皮と身が離れていないもの

白鮭の身・・白っぽいピンク色
・銀鮭の身・・薄い紅色
・紅鮭の身・・濃い紅色
・キングサーモン・・紅鮭よりも薄い紅色

を目安に選びましょう。


下記は秋鮭を使ったレシピになります。

<簡単・秋鮭のムニエル>

~材料~

生秋鮭・・人数分
酒・・適量
塩コショウ・・適量
パセリ(みじん切り)・・適量
バター・・適量
小麦粉・・適量

鮭にお酒を少しふります。
次いで塩コショウをふり、小麦粉をムラなく鮭にまぶします。

熱したフライパンにバターを溶かし、鮭の皮を下にして焼きます。
皮にこんがり焼き色がついたら、ひっくり返して身を焼きます。
身に火が通ったらパセリをふりかけて完成です。

鮭を焼く時は、身を崩さない為にあまり触らない様にしてください。
タルタルソースを付けても美味しいですよ。


<鮭のクリーム煮>

~材料 (2人分)~

生鮭・・2枚
白菜・・1/6株~1/8束
玉葱(中)・・1/2個
バター・・25g(別に少量、鮭を焼く時に使います)
薄力粉・・大2・1/2
牛乳・・350ml
コンソメ・・小1・1/3~
酒・・少量
塩コショウ・・適量
パセリ(みじん切り)・・適量

鮭の生臭さが気になる場合は、お酒を少量鮭にふっておきましょう。

鮭は一口大の食べやすい大きさに切り、塩コショウを軽く振ります。
白菜はザク切り、玉葱は薄切りにしましょう。

熱したフライパンにバターを少量、溶かし鮭を焼きます。
鮭を焼いたら一旦、取り出しておきましょう。

そのフライパンに、再びバターを加え溶かしたら、玉葱、白菜の芯を炒めます。
野菜がしんなりしてきたら、薄力粉を加え、弱火でよく炒めます。
そこに牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜましょう。

次にコンソメ、白菜の葉を加えて弱火で5分くらい煮込みます。
取り出しておいた鮭を戻し、また3分くらい煮込んでください。

器に盛り付け、仕上げにパセリを散らせば完成です。


お好みで、きのこ類やブロッコリーなどをいれてもOKです。
美味しくて体が温まる一品ですよ。


11月11日「鮭の日」だそう。
鮭の字のつくりの部分「圭」を分解すると「十一十一」になることから、
この日になったそうですよ。

ちなみに、鮭は身が赤いので赤身魚と思っている方が多いと思います。
実は赤身魚ではなく白身魚なんですよ。
鮭はエビやカニをにしているので、赤い身の色になるそうです。

「鮭の下ろし方」なる動画を見つけましたのでご参考ください。
旬の時期の秋鮭を是非、ご堪能ください。


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太刀魚(タチウオ)レシピ 旬の時期とさばき方をご紹介! [魚]

太刀魚(タチウオ)のレシピと旬の時期、さばき方をご紹介いたします。



タチウオ(太刀魚、立魚)とは
スズキ目・サバ亜目・タチウオ科に属する魚類のこと。

学名・・Trichiurus lepturus
英名・・Largehead hairtail
別名・・タチノウオ、タチ、ハクナギ、ハクウオ、サワベル、シラガなど

タチウオの旬の時期・・7月~11月頃
              (産卵期は6月~10月)
生息地域・・世界中の温帯~亜熱帯にすむ暖海性の回遊魚
        日本では北海道南部以南全域に生息
特産地域・・和歌山、広島、愛媛、大分、長崎

太刀魚の名前の由来ですが、
銀色に光り、細長い体型が刀のようであることから「太刀魚」と命名された説や、
水中で直立した状態で泳ぐ姿から、「立ち魚」とされた説があるようです。


新鮮な太刀魚を旬の時期に是非、戴きたいものですね。

<美味しい太刀魚の見分け方>

一匹丸ごとの場合
・大きさが1m前後のもの
表面(銀色のグアニン)が美しいもの
・身が締まって硬いもの

切ったものをお店で購入の場合
・切り口の肉質が透き通ってピンクがかったもの
・ 肉質の厚いもの
 
太刀魚小骨が多い魚です。
また、身が薄いので小さいものよりも、ある程度大きく成長したものが美味しいです。

太刀魚にはがありません。
体表は銀色に輝く、グアニンというもので覆われています。

このグアニンは、指で触れただけですぐ落ちますが、生きている間は常に
新しいものが生成され体を保護しているそうです。

なるべく体表にグアニンが残っているものを選びましょう。

ちなみに、グアニンは模造真珠やマニキュアに入れるラメの原料になるそうです。


<太刀魚に含まれる栄養と効能>
 

~栄養~
たんぱく質 ビタミンA ビタミンD DHA EPA 脂肪酸 ナイアシン

~効能~
動脈硬化の予防 骨の強化 風邪予防 疲労回復 精神安定 
心筋梗塞の予防 記憶力・集中力を高める 皮膚や粘膜を丈夫にする

太刀魚は白身の魚なので、淡白な印象があると思います。
しかし、実際はとても脂質が多い魚です。

太刀魚にはオレイン酸が多く含まれていて、悪玉コレステロールを
減らす働き
があります。


旬の時期の新鮮な太刀魚は、お刺身にして食べると美味しいそうです。
太刀魚の皮と身の間に旨みが詰まっていますので、
皮付きのまま刺身にしてください。

また、焼き物にする場合は、小骨の処理をした方が食べやすいです。
太刀魚の煮物は、身が柔らかいため、崩れやすくなります。


下記はお勧めの太刀魚のレシピになります。
是非、挑戦してみてください。
切り身を購入すれば簡単に作れますよ。

<太刀魚の塩焼き>

~材料 (2人分)~
太刀魚・・1匹
塩・・少々

まず、太刀魚の表面を洗います。
頭と腸を取り除きましょう。

食べやすい大きさ(10~15cm)に切ったら、表面に軽く塩をふります。

魚焼きグリルなどで弱火でじっくり焼きます。
太刀魚に火が通ったら完成です。


シンプルに塩焼きが一番美味しいのではないでしょうか。


<太刀魚のから揚げ>

~材料 (4人分)~
太刀魚・・1匹
醤油・・大さじ2
酒・・大さじ1
おろししょうが・・小さじ1/2

小麦粉・・大さじ1
片栗粉・・大さじ3
揚げ油・・適量
レモン・・適宜

まず、太刀魚を洗ったら三枚におろします。
三枚におろした身を食べやすい大きさ(4~5cm)に切ります。

醤油、酒、おろししょうがの付けダレを用意します。
その中に太刀魚の身を入れて、15~30分くらい漬け込みます。

ポリ袋に小麦粉と片栗粉を合わせ入れます。
そこに軽く水気を切った太刀魚を入れて、袋の中で振り、粉をつけましょう。

熱した油で太刀魚をカラッと揚げたら完成です。
お好みでレモンを絞って食べてください。


お子さんはもちろん、大人の方のお酒のおつまみにももってこいです。
是非、お試しください。


太刀魚のさばき方の画像を見つけました。
ご参考ください。


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コッピーの育て方と寿命 [魚]

コッピーと呼ばれる魚を
ご存知ですか?

コッピーの育て方とその寿命
ご紹介いたします。


コッピーと呼ばれていますが・・
本当はアカヒレといいます。

アカヒレとは、
コイ目・コイ科に属する魚。
特徴的な赤い尾鰭(おびれ)から
名前がつけられました。

学名・・Tanichthys albonubes
英名・・White Cloud Mountain minnow

ちなみに、英名は原産地の1 つである
中国の白雲山に由来します。

体長は成魚で最大でも3~4cm程度。
体色はやや褐色がかった銀白色で、
特徴的な赤い尾びれを持ち、
体軸には縦条が入っています。
生存温度は5℃~30℃くらいです。

性別の特徴です。

オス・・ヒレが赤くて大きく体の色も
     赤くて鮮やか。

メス・・ヒレや体の色がやや薄く
     お腹がふっくら丸み
     帯びている。
     (成熟したメスは腹部が
      膨らんでいます)

アカヒレは、低水温や酸欠に強く
飼育や繁殖が比較的簡単です。
観賞用に飼育されるほか、
実験生物としても利用されているんですよ。

瓶の中に入れられて販売されているものを
見かけたことがありませんか?
それがこの本種で、コッピーになります。

また、観賞魚として流通している種類には、
アカヒレ(コッピー)とゴールデンアカヒレ、
ロングフィンアカヒレ、ベトナムアカヒレがいます。

ゴールデンアカヒレ

アカヒレの突然変異により誕生した改良品種です。
透明感のあるゴールデンイエローで、
光の加減によって目の周りがうっすらと
メタリックなスカイブルーに輝きます


自然界では何千匹に一匹でしか生まれない黄変種。
しかも保護色を持たない、こうした突然変異は、
野生では、ほとんど生き延びることができないそうです。

しかし改良品種は、アカヒレと同じように、
とっても丈夫で飼いやすい観賞魚ですよ。

ロングフィンアカヒレ

アカヒレのヒレを長く改良した品種です。
ロングフィンアカヒレは、鰭の先端が赤く縁取られ、
内側は半透明の白か黄色になります。
また、ヒレをふちどるワンポイントがありません。

現在ではアカヒレとの交配がすすみ、
前のようなロングフィンアカヒレは見られなくなりました。

ベトナムアカヒレ

ベトナム原産のアカヒレで、
最近になって発見された種類です。

ヒレが大きく、下のヒレが赤く染まる種類です。
また、頭から尾にかけ体にハッキリとした
黒いラインが入ります。
成魚になっても通常のアカヒレより
一回りほど小さいのが特徴です。

ちなみに、オスがヒレを広げて
メスに求愛行動をするんですよ。
また、ベトナムアカヒレは、
冬場はヒーターが必要となります。


下記からは、コッピーの育て方になります。

耐寒性も高く、飼いやすく強健な魚です。
水質についても弱酸性から
弱アルカリ性まで幅広く適応します。
日本の水なら硬度も気にしなくても
大丈夫ですよ。

コッピーは淡水魚の中でも
少しの酸素で大丈夫な魚です。
水温も5℃~30℃と適応力が高く、
室内飼育であれば非常に育てやすいです。
育てる時はある程度の泳げるスペースは
与えてあげましょう。

<水の準備・水換え>

水換えは1ヶ月に1度を目安に行います。
ただ、餌の与えすぎなどで水が
濁ってきた場合は、すぐに行ってください。

水道水は必ずカルキ抜き(薬剤)をします。
他には、バケツなどに水を2~3日
汲み置きしたものを使用する方法もあります。
一匹あたり500CCぐらいの水の量が目安です。

出来れば床砂や水草も用意しましょう。
ちなみに、水草は光合成により酸素を出し、
それを魚が取り入れ、魚の排泄物が
根から栄養になるという自然循環を行います。
も色々な種類がありますがバクテリア
住みやすいものがいいでしょう。


用意する物・・バイオ液・大きめのコップ・洗面器

水道水をコップに用意し、バイオ液を適量加え、
3~4時間置き、水温を元のコッピーの水と同じにします。

水草を容器から取り出し、魚を古い水と一緒に
水面器へ流し込みます。

そこへ水温を同じにした新しい水を加えます。

砂はそのまま容器から出さずに中で洗います。
にはバクテリアが住んでいます、
あらかじめカルキ抜きしてある水で洗う
ことをおすすめします。
同様に水草も洗いましょう。

容器の内側もスポンジ、ガーゼ等で水洗いましょう。
ガラス面を掃除をするときはガーゼ等を
割り箸に巻きつけこすりながら落としてください。

(洗剤は使わないでください!)

ちなみに、ミナミヌマエビなどと一緒に飼うと
コケを掃除してくれるのでいいですよ。
ただ、繁殖が早いので数匹でいいです。


洗い終えたら、魚を新旧混合の水と共に
砂のある容器に戻し水草も戻します。

魚の移動には大きなスプーンを使います。
または、ミニネットが売っていますので
それを使うと跳ねる事が無く安心です。


コッピーは、直射日光は射さず
明るい所に置いて下さい

夏は涼しく、冬は暖かい所がいいですね。
窓際からはある程度、離して下さい。
そして、夜は消灯してあげましょう。

コッピーは十分な水量があれば
水草の酸素で大丈夫のようです。
酸欠の場合は、浮いてきますので
フタ付きの容器の場合は、少しの間、
フタを開けてあげてください。

ですが、栄養のバランスと消化の良い
専用エサ“コッピーフード”があります。
2~3日に1回、多すぎないように与えましょう。


<コッピーの寿命>

2年~3年、あるいは3年~4年
いわれています。
飼い方や購入した時にすでに
何年か経っていれば年数は
変わってきますよね。

中には6年~7年、8年も生きているのがいるとか・・。
コッピーはうまく飼えば長生きしてくれる魚のようです。

丈夫で育てやすいコッピー
一度チャレンジして癒されてみては
いかがでしょうか。


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