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睡蓮の花の育て方とは? [植物]

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睡蓮の花の育て方をご紹介いたします。

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睡蓮(スイレン)とは
スイレン目・スイレン属の植物のひとつ。
水生植物(多年草)になります。

学名・・Nymphaea
別名・・Water Lily(ウォーターリリー)
    未草(ヒツジグサ)

原産地・・アフリカ・東南アジアの熱帯原産
      世界の温帯から熱帯
      (日本にも原種があります)
開花期・・6月~9月
花色・・白、ピンク、黄色、紫、青など
    (熱帯性のほうが花色が豊富です)

日本全国の池や沼に広く分布しています。
睡蓮は長い葉柄の先についた切れ込みのある
丸い葉
を水面に浮かべます。

花は長い花柄の先につき、花弁が多いです。
また花は、朝開き夕方に閉じるのが特徴です。
睡蓮の開花期間は2~3日です。

日本では未草(ヒツジグサ)の1種類だけ
自生しています。

普通にみられる睡蓮の園芸品は、
いろいろな原種を交雑、改良したものなんですね。


下記は睡蓮の育て方になります。

まず、睡蓮を育てるためには、
睡蓮鉢を用意しなければなりません。

もし池があるならば(水深30㎝ほど)地植えするか、
植え付けた鉢を池に沈めて栽培しましょう。

睡蓮鉢に使用する鉢ですが、
底に穴のあいていない水を貯めて使うタイプの
陶器製の大鉢が理想でしょう。
また、用土は粘土質の重い土が適しています。
  
また、睡蓮は耐寒性熱帯性に大別されます。

・耐寒性睡蓮
温帯地方に自生している品種を改良した種になります。
花は主に昼咲きです。
花色は白、黄色、ピンク、赤などがあります。
花の大きさは小さなもので3cm前後、
大きなもので20cmほどになります。
根茎は泥中にあります。
また、花は水面に浮かんで咲くのが特徴です。

・熱帯性睡蓮
熱帯地方の種類から改良した種になります。
こちらは寒さに弱く、水温が15℃以下になると
弱るか枯れてしまいます。
花は昼咲きと夜咲きのものがあります。
耐寒性睡蓮に比べて花色は豊富です。
球茎が泥中にあります。
また、花の大きさも立派なものが多く、
花茎を水面より上に伸ばして
花を咲かせる
のが特徴になります。

<置き場所>

日当たりの良い場所を選び栽培します。
水に沈めて栽培する花ですが、
株元までしっかりと日光が当たらないと
その後の花付きが悪くなります。

なるべく長時間、株元まで直射日光に当ててください。
長く太陽に当てることで生育も良くなり
花数も多い株に育ちます。

また、生育期には次々と葉がでて、
水面を覆ってしまいます。
そうなると、株元への日光が遮断されてしまうので
葉を摘み取って株元まで日光が当たるようにしましょう。
 
夏場は水温が上がるため、
枯れた花や葉が腐りやすくなります。
こまめに取り除きましょう。

また、涼しい場所に置くか水を足して
水温が上がりすぎないように気を付けてください。

・耐寒性睡蓮
寒さに強く水中で越冬できます。
冬でも特に保温などせずにそのまま放置して大丈夫です。

・熱帯性睡蓮
寒さに弱いので10月頃に株を掘り上げて
葉を取り除きます。
その株を水を入れた容器に沈めて
水温が15℃を切らないように保温して越冬させます。
越冬した株は5月~6月頃に植え付けましょう。

越冬中も絶対に水切れを起こさないように注意してください。

<水やり>

基本的には水が蒸発して減ったら足してください。

睡蓮鉢の中の水を替える場合は、
水温の低下を防ぐためにも、一気に入れ替えず
少しずつ数回に分けて、ゆっくり替えていきましょう。

一度に替える場合は、1日程度日なたに置いた水を
用意してその水で替えてください。
 
<肥料>

肥料は植え付ける際に元肥として
骨粉などを土に混ぜ込みましょう。
化成肥料は水を汚しますので、
使用しないようにしましょう。

追肥は月1回です。

<剪定>

終わった花は根元から花茎ごと切り取ってください。
そのまま放置すると腐ってしまいます。

枯れた葉、株元を隠す余分な葉は取り除きましょう。

<植え替え>

4月から6月頃まで植え付けが可能です。
古い土を洗い落とし古根をすべて切り捨てます。
ハサミなどを使い腐った部分も切り捨てましょう。

植木鉢に芽が土の上に出るように浅植えにします。
芽が伸びるスペースを考えて植え付けましょう。
一鉢に一株が目安です。

地下茎を先端部から10cm弱に切り取ります。
睡蓮は基本的に土を選びませんので、
粘土質の物であれば生育には問題ありません。

<病害虫>

・病気
病気に強い植物で特に注意は必要ありません。
まれにカビ系の病気にかかることがありますが、
すぐにこの葉を切断すれば問題ありません。

・害虫
アブラムシが葉によくつきます。
アブラムシ対策に有効な薬剤を薄めて散布してください。

<増やし方>
      

株分けをして増やすことができます。
適期は植え替え時期と同じです。

1株に1芽が付くように株を分けましょう。
この時に株を乾燥させないように気をつけてください。

株分けを行ったらすぐに植え付けます。
腐った根は取り除きますが、
生きている根は切らないように注意しましょう。

株分けの目安はだいたい2~3年に1回くらいです。
熱帯性のものは子株が発生することがあります。
その場合も、親株から切り離して育てることができますよ。


ちなみに、睡蓮を植えつける時は
根株が浮かないように、土は棒のようなもので
突き固めるといいですよ。

また、メダカ金魚を入れると、見た目が涼しげなだけでなく
水の汚れ防止にもなるそうです。
他にも、メダカを放してやることでボウフラを食べてくれます

気をつけなければならないのが、
メダカはときどき水面に出て呼吸します。
睡蓮の葉で水面を埋めてしまわないようにしてください。

アブラムシなどの駆除をする場合は、
メダカを一時的に別の容器に非難させる必要がありますよ。

睡蓮は大きな池がなくても気軽に育てられます。
初夏には素敵な花を咲かせ、
水辺の涼しさを味わえる暑い時期にピッタリな
花なのではないでしょうか。




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