びわの食べ方とその栄養とは? [食材]
初夏が旬の枇杷(びわ)の
美味しい食べ方をご紹介いたします。
~枇杷(びわ)~
びわとは、バラ目・バラ科・ビワ属の
常緑高木とその果実のこと。
学名・・Eriobotrya japonica
科名・・バラ科
属名・・ビワ属
和名・・枇杷
生薬名・・枇杷葉(びわよう)
原産地・・中国
旬の時期・・初夏
最も食べ頃の時期は5月~6月です。
日本では関東地方より西の、四国、
九州地方に野生しています。
改良品種されたびわは、果樹として
日本全土に植栽されています。
また、現在では、びわのハウス栽培が進み、
1月頃にはハウス物の早生種が長崎から出回り始めます。
そして、3月頃から茂木ビワも出始めます。
びわは冬に花を咲かせ、春に実をつけます。
そしてその実は食用となり、初夏に収穫します。
葉は肉厚で大きいです。
また、細長で互生し、濃緑色の葉縁には
鋸歯(きょし)を持っています。
(鋸歯・・ 植物の葉の縁にあるギザギザの切れ込みのこと)
長さは約20cm、幅約10cmで短い葉柄があります。
葉の表面は革のように硬く、
裏面には灰白色の短毛が密生しています。
晩秋から初冬に、枝の先端に出きる円錐(えんすい)花序から
芳香のある、小さな白色で5弁からなる径1cmの
花を多数咲かせます。
初夏に成る果実は房状につきます。
球形または倒卵形で、皮の表面に産毛が生えています。
宿存萼(がく)をもち、橙色に熟します。
果肉の中央に大きな赤褐色の種が3~5個入っています。
びわの果肉は高級果物なんですよ。
果実の90%が水分と多く、淡白な味なんです。
また、びわは柔らかく痛みやすいのが特徴です。
ビタミン群、ミネラル群の栄養が
豊富に含まれているびわは、実を食べて良し、葉を貼って良しの
優れた果物です。
下記は、びわの食べ方になります。
まず、びわを購入する時に気をつける事があります。
<美味しいびわの選び方>
・実に弾力があるもの。
・びわの橙色が鮮やかなもの。
・表面に白い毛が生えているもの(新鮮な証拠)。
・褐色に変化していないもの。
・卵形で変形していないもの。
・皮にツヤがあるもの。
・傷がないもの。
・ヘタがしっかりしているもの。
ちなみに、びわは追熟しませんので、
購入するときには食べ頃を選びましょう。
買ったらすぐに食べてくださいね。
また、非常にいたみやすいです。
手で少し押しただけでも茶色く変色します。
持つときも強く持たず、やさしく触るほうがいいでしょう。
<びわの食べ方>
びわは食べる2~3時間くらい前に
冷蔵庫で冷やしておくと美味しく食べられます。
洗う時は、ゴシゴシ洗わないようにしてください。
食べる直前に軽くすすぐ程度にしてくださいね。
また、皮は底のほうから頭の軸に向かって剥くと、
手で簡単にきれいに剥けます。
皮を剥いた後は茶色く変色します。
タンニンと酸化酵素を含んでいるからです。
水、またはレモン水に浸しておくと変色を防げます。
びわは、直射日光の当たらない涼しいところで
保管してください。
冷蔵庫に入れすぎると硬くなったり、
低温のもとでは傷みが早くります。
長時間の冷蔵保存は避けましょう。
冷やすのは食べる寸前にだけです。
<びわのコンポートの作り方>
材料
びわ・・適量
白ワイン・・1cup
グラニュー糖・・1cup
水・・1cup
レモン汁・・1/4~1/2個分
蜂蜜・・大さじ1~適量
まず、びわの皮を剥き2~4つ割りにします。
そして、種と種の周りの渋皮を取り除きます。
鍋に白ワイン・水・グラニュー糖を入れて
火に掛けひと煮立ちさせます。
煮立ってきたら、下準備したびわとレモン汁を加え
弱めの中火で数分間煮ましょう。
火を止める直前に蜂蜜を加え軽く混ぜましょう。
火を止め、粗熱が取れたら瓶などの保存容器に
汁ごと入れ冷蔵庫で保存します。
栄養満点のびわを是非、ご賞味ください。
また、びわの葉を使用する前に、
濡れタオルなどで葉の汚れを軽く拭き取ってから
使用してくださいね。
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